「生理のはじめの3日間は、髪を洗わないほうがいい。」
アーユルヴェーダを学ぶ中で、
この教えを知ったとき、正直に言うと、
「本当に?」と思いました。
でも、やってみました。
半年間、生理中の洗髪を控えてみました。
そして今月、うっかり洗髪してしまった翌朝——
気持ち悪さと体のだるさで目が覚めました。
久しぶりに感じる、あの「重い生理の朝」でした。
「本当だったんだ。」
驚愕しながら、同時に確信しました。
この記事では、私のリアルな体験をもとに、
アーユルヴェーダが教える生理中の洗髪と体の関係をお伝えします。
アーユルヴェーダが「生理中の洗髪」を控えるよう伝える理由
アーユルヴェーダでは、生理は
「体が自然に下へ向かって浄化する時間」と捉えます。
この時期、体のエネルギーの流れは
自然と「下方向」に向かっています。
洗髪には「下向きのエネルギーを強制的に引き出す力」がある
アーユルヴェーダでは、
「アパナ・ヴァーユ」という下向きのエネルギーが
排泄・生理・出産など、体の「下へ流す働き」を司ると考えます。
洗髪はこのアパナ・ヴァーユを
強制的に引き出す力があるとされています。
つまり洗髪は、
「下向きのエネルギーを上から引っ張り出して消耗させる」行為。
生理中は、アパナ・ヴァーユが
自然なリズムでゆっくり働いている時間です。
そこに洗髪による強制的な引き出しが加わると、
流れが乱暴になり、
出血量が急に増えたり、塊が多く出たり、
体が疲弊しやすくなると考えられています。
「お産が進まないときに洗髪をさせる」話との関係
アーユルヴェーダ医師の間で伝わる話として、
お産がなかなか進まない産婦さんに
洗髪をさせるとお産が進む、というものがあります。
「洗髪でエネルギーが引き出される」のに、
生理のときは悪くて、お産のときは助けになる——
矛盾しているように聞こえるかもしれません。
でも、これは同じメカニズムの「表と裏」です。
お産の場合は、
赤ちゃんを「下へ押し出すエネルギー」が
何らかの理由で止まっている状態です。
そこに洗髪でアパナ・ヴァーユを強制的に引き出すことで、
止まっていた流れが動き出す——という仕組みです。
一方、生理中は
アパナ・ヴァーユはすでに自然に働いています。
そこへさらに強制的な刺激を加えると、
「自然な流れ」が「乱暴な流れ」になってしまう。
整理するとこうなります。
- お産で止まっている→洗髪で強制的に引き出す→助けになる
- 生理で自然に流れている→洗髪でさらに引き出す→乱れて負担になる
どちらも「洗髪がアパナ・ヴァーユを強制的に引き出す」
という同じ作用から来ています。
状況によって助けにも負担にもなる——
それがアーユルヴェーダの捉え方です。
この話を知ったとき、
「それなら試してみよう」と思いました。
半年間、生理中の洗髪を控えてみた——私に起きた変化
やり方はシンプルです。
生理がはじまってから3日間、
できるだけ洗髪を控える。
それだけです。
最初は「頭が気になる」という感覚がありましたが、
慣れてくると、むしろ体が楽なことに気がつきました。
出血量が「自然」になった
洗髪を控えるようになってから、
出血量が落ち着いてきた感覚がありました。
以前は、ナプキンから漏れることがありました。
黒い塊も多く出ていました。
洗髪を控えるようになってからは、
漏れることがなくなりました。
「ずんと大量に落ちる」感覚も減って、
体の負担が軽くなりました。
ナプキン交換のタイミングが「自然」になった
以前は生理を常に意識して、
「そろそろ替えなきゃ」と気を張っていました。
洗髪を控えるようになってからは、
あえて意識しなくても、
トイレのタイミングでナプキン交換が
十分間に合うようになりました。
生理に振り回される感覚が、
少なくなっていきました。
首肩こりや疲れが軽くなった
出血量が多い日は、体が疲れます。
以前は首肩こりや体の重さが
生理中ずっと続いていましたが、
洗髪を控えるようになってから、
その感覚が軽くなりました。
「出血量が落ち着く→体への負担が減る→疲れにくい」
という流れが、体で実感できるようになりました。
「本当だったんだ」——うっかり洗髪した今月の話
半年間続けてきた習慣が、
今月、うっかり崩れました。
生理1日目、出血量が少なかったこともあって、
「あ、生理だったか」とあまり意識せずにいたら、
いつものルーティンで洗髪してしまっていたんです。
「まあ、1回くらいは大丈夫かな」と思いました。
翌朝——
気持ち悪さと体のだるさで目が覚めました。
睡眠は十分取れていました。
特別なことは何もしていませんでした。
思い当たることは、生理痛しかありませんでした。
「こんなに違うのか。」
久しぶりに感じる、あの「重い生理の朝」でした。
半年前は毎月当たり前だったこの感覚が、
今の私には久しぶりすぎて、驚くほどでした。
日中も、体が教えてくれた
その日の日中も、体の反応が違いました。
出血が「ずんと大量に落ちる」感覚があり、
慌ててトイレに行く場面がありました。
出血量が多いと、やはり体が疲れます。
首と肩がこり、体全体が重くなりました。
保育士として子どもたちと動き回る仕事の中で、
この体の重さは本当につらかったです。
「1回の洗髪で、こんなにも違うのか。」
この経験が、私の確信を深めました。
実際にどうやって3日間を乗り越えるか
「髪を洗わないなんて、不潔じゃないの?」
「頭が気になって仕事にならない」
そんな声もあると思います。
私が半年間続けてきた中で工夫したことをお伝えします。
おでこの際を入念に洗顔する
頭が気になる感覚は、はじめは当然あります。
けれど、おでこの際まで入念に洗顔をすると、
顔のさっぱりした感覚で、頭への不快感は減少します。
前髪が濡れていると、洗髪したように錯覚します。
また、お風呂で頭皮にかいてしまった汗は
ドライヤーの冷風で乾かすと、
私の場合は、脳が洗髪を終えたと勘違いして
頭のことは気にならなくなります。
完全な代替にはなりませんが、
「もう少し我慢できる」という気持ちの支えになります。
生理前日にしっかり洗っておく
生理が来ることがわかっているなら、
前日にいつもより丁寧に洗髪しておきます。
そのときには、よくすすぐことを意識します。
シャンプーの残りカスがの臭い痒みの原因であることも多く、
生理前はシャンプーを使わないで洗う人もいるそうです。
「今日入念に洗って(すすいで)おけば3日間は大丈夫」という
安心感があると、続けやすくなります。
頭皮を濡らさず、体だけ洗う
お風呂でシャワーを浴びるときは、
頭にシャワーがかからないよう意識します。
シャワーキャップを使うか、
下を向かずに体だけ洗うだけでも十分です。
「完璧にやらなければ」と思うと続きません。
「できるだけ頭を濡らさない」くらいの
気持ちで取り組むのが長続きのコツです。
4日目からは普通に洗う
3日間を過ぎたら、普通に洗髪します。
アーユルヴェーダでも、
生理の後半は体の回復期とされています。
「ずっと洗ってはいけない」ではなく、
「はじめの3日間だけ控える」という認識が大切です。
体は正直だった——小さな習慣が生理を変えた
アーユルヴェーダの教えを知ったとき、
「本当かな」と思いました。
でも半年間試して、
うっかり洗髪した今月の体の反応を通じて、
「本当だった」と確信しました。
生理のはじめの3日間、洗髪を控えるだけ。
特別な道具も、お金も必要ありません。
少し我慢するだけで、体の反応が変わる。
完璧にやらなくていいです。
「できるときだけ試してみる」から始めてみてください。
私自身、今月は失敗しました。
でも翌月また、丁寧に続けようと思っています。
体は、正直に応えてくれます。
生理中の体のケア全般については、
こちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 【関連記事】生理2日前に必ず来る頭痛と肩こり|PMSとアーユルヴェーダ的な付き合い方
この記事のまとめ
- アーユルヴェーダでは生理中の洗髪が「下へ流す力」を乱すと考えられている
- 半年間控えた結果、出血量が落ち着き、漏れ・塊が減り、疲れにくくなった
- 今月うっかり洗髪したら、翌朝に気持ち悪さとだるさで目が覚めた
- 日中も出血量が増え、首肩こりと体の重さが久しぶりに戻ってきた
- 「1回の違い」が、半年間の変化を改めて確信させてくれた
- おでこの際まで洗顔・前日の洗髪・シャワーキャップで3日間を乗り越えられる
- 「はじめの3日間だけ」という小さな習慣から試してみてほしい
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ぴこた【一週間で実感できる体調変化】
保育士・3児のママ。スリランカで14日間のパンチャカルマを体験したヴァータ体質の私が、
30〜50代の働く女性に向けて体質改善の実践を発信しています。



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