生理中の洗髪を半年やめてみたら、本当に変わった話|アーユルヴェーダの教えを体で確かめた

不調と対処法

「生理のはじめの3日間は、髪を洗わないほうがいい。」

アーユルヴェーダを学ぶ中で、
この教えを知ったとき、正直に言うと、
「本当に?」と思いました。

でも、やってみました。

半年間、生理中の洗髪を控えてみました。

そして今月、うっかり洗髪してしまった翌朝——

気持ち悪さと体のだるさで目が覚めました。

久しぶりに感じる、あの「重い生理の朝」でした。

「本当だったんだ。」

驚愕しながら、同時に確信しました。

この記事では、私のリアルな体験をもとに、
アーユルヴェーダが教える生理中の洗髪と体の関係をお伝えします。

この教えを知ったきっかけ

この話を初めて聞いたのは、アーユルヴェーダ関連の本を読み漁っていた時期でした。

複数の本で共通して「生理中の洗髪」に触れられていたことが、
かえって印象に残りました。1冊だけなら「たまたま」で済ませられますが、
異なる著者の本で同じことが書かれていると、
「これは単なる迷信ではなさそうだ」という気持ちになります。

スリランカでパンチャカルマを受けた際にも、
現地のスタッフから同じような話を聞く機会があり、
「日本だけでなく、本場でも大切にされている考え方なんだ」と、
改めて実践してみる後押しになりました。

アーユルヴェーダが「生理中の洗髪」を控えるよう伝える理由

アーユルヴェーダでは、生理は
「体が自然に下へ向かって浄化する時間」と捉えます。

この時期、体のエネルギーの流れは
自然と「下方向」に向かっています。

洗髪には「下向きのエネルギーを強制的に引き出す力」がある

アーユルヴェーダでは、
「アパナ・ヴァーユ」という下向きのエネルギーが
排泄・生理・出産など、体の「下へ流す働き」を司ると考えます。

洗髪はこのアパナ・ヴァーユを
強制的に引き出す力があるとされています。

つまり洗髪は、
「下向きのエネルギーを上から引っ張り出して消耗させる」行為。

生理中は、アパナ・ヴァーユが
自然なリズムでゆっくり働いている時間です。
そこに洗髪による強制的な引き出しが加わると、
流れが乱暴になり、
出血量が急に増えたり、塊が多く出たり、
体が疲弊しやすくなると考えられています。

「お産が進まないときに洗髪をさせる」話との関係

アーユルヴェーダ医師の間で伝わる話として、
お産がなかなか進まない産婦さんに
洗髪をさせるとお産が進む、というものがあります。

「洗髪でエネルギーが引き出される」のに、
生理のときは悪くて、お産のときは助けになる——
矛盾しているように聞こえるかもしれません。

でも、これは同じメカニズムの「表と裏」です。

お産の場合は、
赤ちゃんを「下へ押し出すエネルギー」が
何らかの理由で止まっている状態です。
そこに洗髪でアパナ・ヴァーユを強制的に引き出すことで、
止まっていた流れが動き出す——という仕組みです。

一方、生理中は
アパナ・ヴァーユはすでに自然に働いています。
そこへさらに強制的な刺激を加えると、
「自然な流れ」が「乱暴な流れ」になってしまう。

整理するとこうなります。

  • お産で止まっている→洗髪で強制的に引き出す→助けになる
  • 生理で自然に流れている→洗髪でさらに引き出す→乱れて負担になる

どちらも「洗髪がアパナ・ヴァーユを強制的に引き出す」
という同じ作用から来ています。
状況によって助けにも負担にもなる——
それがアーユルヴェーダの捉え方です。

この話を知ったとき、
「それなら試してみよう」と思いました。

正直、最初は半信半疑どころか、ほとんど信じていませんでした。
「髪を洗うだけで、そんなに体に影響が出るはずがない」と。
それでも、アーユルヴェーダを学ぶ中で他の教えが自分の体で当たっていたこともあり、
「一度、期間を決めて試してみよう」という気持ちになりました。

半年間、生理中の洗髪を控えてみた——私に起きた変化

やり方はシンプルです。

生理がはじまってから3日間、
できるだけ洗髪を控える。

それだけです。

最初は「頭が気になる」という感覚がありましたが、
慣れてくると、むしろ体が楽なことに気がつきました。

出血量が「自然」になった

洗髪を控えるようになってから、
出血量が落ち着いてきた感覚がありました。

以前は、ナプキンから漏れることがありました。
黒い塊も多く出ていました。

洗髪を控えるようになってからは、
漏れることがなくなりました。

「ずんと大量に落ちる」感覚も減って、
体の負担が軽くなりました。

ナプキン交換のタイミングが「自然」になった

以前は生理を常に意識して、
「そろそろ替えなきゃ」と気を張っていました。

洗髪を控えるようになってからは、
あえて意識しなくても、
トイレのタイミングでナプキン交換が
十分間に合うようになりました。

生理に振り回される感覚が、
少なくなっていきました。

首肩こりや疲れが軽くなった

出血量が多い日は、体が疲れます。

以前は首肩こりや体の重さが
生理中ずっと続いていましたが、
洗髪を控えるようになってから、
その感覚が軽くなりました。

「出血量が落ち着く→体への負担が減る→疲れにくい」
という流れが、体で実感できるようになりました。

「本当だったんだ」——うっかり洗髪した今月の話

半年間続けてきた習慣が、
今月、うっかり崩れました。

生理1日目、出血量が少なかったこともあって、
「あ、生理だったか」とあまり意識せずにいたら、
いつものルーティンで洗髪してしまっていたんです。

「まあ、1回くらいは大丈夫かな」と思いました。

翌朝——

気持ち悪さと体のだるさで目が覚めました。

睡眠は十分取れていました。
特別なことは何もしていませんでした。
思い当たることは、生理痛しかありませんでした。

「こんなに違うのか。」

久しぶりに感じる、あの「重い生理の朝」でした。

半年前は毎月当たり前だったこの感覚が、
今の私には久しぶりすぎて、驚くほどでした。

日中も、体が教えてくれた

その日の日中も、体の反応が違いました。

出血が「ずんと大量に落ちる」感覚があり、
慌ててトイレに行く場面がありました。

出血量が多いと、やはり体が疲れます。
首と肩がこり、体全体が重くなりました。

保育士として子どもたちと動き回る仕事の中で、
この体の重さは本当につらく、午後になるにつれて
足取りがどんどん重くなっていくのを感じていました。

「1回の洗髪で、こんなにも違うのか。」

この経験が、私の確信を深めました。

実際にどうやって3日間を乗り越えるか

「髪を洗わないなんて、不潔じゃないの?」
「頭が気になって仕事にならない」

そんな声もあると思います。

私が半年間続けてきた中で工夫したことをお伝えします。

おでこの際を入念に洗顔する

頭が気になる感覚は、はじめは当然あります。
けれど、おでこの際まで入念に洗顔をすると、

顔のさっぱりした感覚で、頭への不快感は減少します。
前髪が濡れていると、洗髪したように錯覚します。

また、お風呂で頭皮にかいてしまった汗は
ドライヤーの冷風で乾かすと、
私の場合は、脳が洗髪を終えたと勘違いして
頭のことは気にならなくなります。

完全な代替にはなりませんが、
「もう少し我慢できる」という気持ちの支えになります。

生理前日にしっかり洗っておく

生理が来ることがわかっているなら、
前日にいつもより丁寧に洗髪しておきます。

そのときには、よくすすぐことを意識します。
シャンプーの残りカスがの臭い痒みの原因であることも多く、
生理前はシャンプーを使わないで洗う人もいるそうです。

「今日入念に洗って(すすいで)おけば3日間は大丈夫」という
安心感があると、続けやすくなります。

頭皮を濡らさず、体だけ洗う

お風呂でシャワーを浴びるときは、
頭にシャワーがかからないよう意識します。

シャワーキャップを使うか、
下を向かずに体だけ洗うだけでも十分です。

「完璧にやらなければ」と思うと続きません。
「できるだけ頭を濡らさない」くらいの
気持ちで取り組むのが長続きのコツです。

4日目からは普通に洗う

3日間を過ぎたら、普通に洗髪します。

アーユルヴェーダでも、
生理の後半は体の回復期とされています。

「ずっと洗ってはいけない」ではなく、
「はじめの3日間だけ控える」という認識が大切です。

体は正直だった——小さな習慣が生理を変えた

アーユルヴェーダの教えを知ったとき、
「本当かな」と思いました。

でも半年間試して、
うっかり洗髪した今月の体の反応を通じて、
「本当だった」と確信しました。

生理のはじめの3日間、洗髪を控えるだけ。

特別な道具も、お金も必要ありません。
少し我慢するだけで、体の反応が変わる。

完璧にやらなくていいです。
「できるときだけ試してみる」から始めてみてください。

私自身、今月は失敗しました。
でも翌月また、丁寧に続けようと思っています。

体は、正直に応えてくれます。

生理中の体のケア全般については、こちらの記事もあわせてどうぞ。

生理2日前に必ず来る頭痛と肩こり|PMSとアーユルヴェーダ的な付き合い方

同じヴァータ体質の「乾燥・下向きのエネルギー」というテーマでは、
便通との付き合い方についても書いています。

便が出ない日は、心も動かない|ヴァータ体質の私が「出させよう」とするのをやめた理由

コーヒーをやめたら便秘が治った|ヴァータ体質と腸の乾燥の話

それから数ヶ月、どう続けているか

この記事を書いてから、数ヶ月が経ちました。

「はじめの3日間だけ洗髪を控える」という習慣は、
今もゆるやかに続けています。完璧にできる月もあれば、
仕事や予定の都合でうっかり洗ってしまう月もあります。

それでも、一度「洗わなかった時の体の軽さ」を知ってしまうと、
自然と「今回はどうしようか」と意識するようになりました。
完璧を目指すのではなく、「知っているけど、その時々で選ぶ」という感覚で
付き合っているのが、今の私にはちょうどいいバランスです。

よくある質問

Q. 生理中に洗髪しないと、頭皮のにおいや痒みが気になりませんか?

正直、まったく気にならないわけではありません。
ただ、記事内でも触れた「前日にしっかり洗っておく」「おでこの際を丁寧に洗顔する」を
組み合わせることで、3日間程度なら実用上大きな問題は感じていません。
気になる方は、ドライシャンプーを部分的に使うのも一つの方法だと思います。

Q. 出血量が多いタイプでも、この方法は当てはまりますか?

私自身は出血量が結構多いタイプですが、
「アパナ・ヴァーユ(下向きのエネルギー)」という考え方自体は、
出血量の多い少ないに関わらず当てはまるとされています。
ただ、体質や症状には個人差があるため、
経血量が極端に多い、痛みが強いなどの場合は、
まず婦人科での相談を優先していただきたいです。

Q. 生理中の他の過ごし方でも、意識していることはありますか?

激しい運動を控える、体を冷やさない、
なるべく湯船に浸かって体を温める、といったことも意識しています。
洗髪だけでなく、「生理中は下向きに静かに流れる時間」と捉えて、
全体的にゆったり過ごすことを心がけています。

この記事のまとめ

  • アーユルヴェーダでは生理中の洗髪が「下へ流す力」を乱すと考えられている
  • 半年間控えた結果、出血量が落ち着き、漏れ・塊が減り、疲れにくくなった
  • 今月うっかり洗髪したら、翌朝に気持ち悪さとだるさで目が覚めた
  • 日中も出血量が増え、首肩こりと体の重さが久しぶりに戻ってきた
  • 「1回の違い」が、半年間の変化を改めて確信させてくれた
  • おでこの際まで洗顔・前日の洗髪・シャワーキャップで3日間を乗り越えられる
  • 「はじめの3日間だけ」という小さな習慣から試してみてほしい

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ぴこた【一週間で実感できる体調変化】
保育士・3児のママ。スリランカで14日間のパンチャカルマを体験したヴァータ体質の私が、
30〜50代の働く女性に向けて体質改善の実践を発信しています。

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