アシュワガンダ・トリファラ・シャタバリの違いと選び方|アーユルヴェーダ3大ハーブを保育士ママが比較

アーユルヴェーダ実践

「結局、どれを飲めばいいんですか?」

これまでの記事でトリファラやアシュワガンダを紹介してきたら、こう聞かれることが増えました。

正直な気持ちを言うと、私自身も最初はよくわかっていませんでした。名前が似ているし、どれも「アーユルヴェーダの代表的なハーブ」として紹介されている。パッケージを並べてみても、どれも似たようなカプセルやタブレットで、見た目からは違いがまったく分かりません。

でも実際に使ってみると、それぞれ役割がまったく違うことに気づきます。飲むタイミングも、体感も、そもそも「何のために飲むか」という目的からして別物でした。

この記事では、私が実際に使ってきたトリファラ・アシュワガンダに加えて、40代に入ってホルモンのゆらぎを感じ始めたことをきっかけに取り入れ始めたシャタバリも含めて、3つの違いと選び方を整理してみます。同じような疑問を持って検索してきた方の、遠回りが少しでも減ればと思います。

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結論から|3つのハーブの役割の違い

先に結論を書いておきます。

  • トリファラ=「出す」ハーブ(消化・デトックス)
  • アシュワガンダ=「補う」ハーブ(滋養・鎮静)
  • シャタバリ=「整える」ハーブ(女性ホルモンバランス)

似た文脈で語られることが多い3つですが、目的はまったく別物です。この後、それぞれ詳しく見ていきます。

トリファラ|「溜め込んだものを、出す」ハーブ

トリファラは、アムラ・ビビタキ・ハリタキという3種の果実を組み合わせた、アーユルヴェーダの代表的な処方です。消化器系を整え、体に溜まったアーマ(未消化物の毒素)を穏やかに排出してくれるとされています。

私がこれを使うのは、飲み会やアルコールが続いた翌日など、「補充」より「排出」を優先したいタイミングです。粒が少し大きいので、割って白湯と一緒に飲んでいます。

最初にトリファラを知ったのは、深夜に帰宅した翌朝、体がいつもより軽いことに驚いたのがきっかけでした。「排出する」という感覚を、体で実感できたハーブです。逆に言えば、疲れて枯渇しているときに飲むハーブではないと今は思っています。「出す」ものなので、そもそも出すものが溜まっていない日に飲んでも、体感はあまりありません。

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実際に試した記録はこちら:深夜3時半帰宅の翌日なぜか整っていた|トリファラとアルコール翌日のリセット法

アシュワガンダ|「消耗した自分を、補う」ハーブ

アシュワガンダは、滋養・補充系のハーブです。頑張りすぎて疲れが抜けない、神経が高ぶって眠れない、というときに取り入れています。寝る前にホットミルクに溶かして飲むと、体がゆるむ感じがあり、頭の中のぐるぐるした忙しさが少し落ち着く感覚があります。

保育士という感情労働の中で、自分でも気づかないうちにオージャス(生命エネルギー)を消耗し続けていたことに気づいてから、夜のお守りとして手放せなくなりました。感じ取る力が強いHSP気質の人ほど、この消耗が起きやすいとも感じています。

トリファラが「溜まったものを出す」ハーブだとしたら、アシュワガンダは「空になった器を満たす」ハーブだという感覚があります。同じ「疲れた」でも、胃腸が重くて出したいのか、神経がすり減って満たしたいのかで、選ぶべきものが逆になる。この違いに気づいてから、その日の自分の状態を観察してから選ぶようになりました。

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詳しくはこちら:オージャス枯渇とは?頑張りすぎる保育士が気づいた「輝きが消えていく」感覚

HSPをアーユルヴェーダで読み解く|ヴァータ体質と繊細さの深い関係

シャタバリ|「ゆらぐホルモンを、整える」ハーブ

シャタバリは、トリファラやアシュワガンダに比べるとまだ聞き慣れない方も多いかもしれません。私自身、取り入れ始めたのは最近のことです。Amazonや楽天には取り扱いがなかったため、iHerbという海外サプリの通販サイトでヒマラヤ(Himalaya)ブランドのものを購入しています。

シャタバリはサンスクリット語で「100人の夫を持つ女性」を意味するとも言われる、女性の健康に関わる代表的なハーブです。根に含まれるサポニンやシャタバリンという成分が、穏やかなホルモン様のバランスサポートに関わるとされ、PMSや更年期のゆらぎに寄り添うハーブとして知られています。

40代に入り、生理周期の乱れやイライラ、気分の波を以前より強く感じるようになったことがきっかけで調べ始めました。トリファラやアシュワガンダのように「これで劇的に変わった」とまだ言い切れる段階ではありませんが、ホルモンのゆらぎと長く付き合っていく上で、選択肢のひとつとして取り入れ始めています。今後、実際に使ってみての体感もこの記事に追記していく予定です。

調べていて印象的だったのは、シャタバリが伝統的に「100人の夫を持つ女性」を意味すると訳される一方で、「100人の夫の相手をしても涼しい顔でいられるほどの、生命力とゆとりを持つ女性」という意訳をする人もいるという話でした。仕事と育児に追われる日々の中で、涼しい顔でいられるだけの余力がほしいと感じることが多い身としては、この解釈の方がしっくりきます。ホルモンだけでなく、生命力やゆとりに関わるハーブなのかもしれないと感じています。

Himalaya(ヒマラヤ)シャタバリ 60粒|iHerbで購入している女性ホルモンバランスケア

ホルモンのゆらぎと向き合ってきた話はこちら:生理中の洗髪を半年やめてみたら、本当に変わった話|アーユルヴェーダの教えを体で確かめた

※ホルモンに作用する成分が含まれるため、妊娠中・授乳中の方や、ホルモン感受性のある持病をお持ちの方は、使用前に医師にご相談ください。

3つを比べてみると見えてくること

こうして並べてみると、同じ「アーユルヴェーダのハーブ」でも、目的が驚くほど違うことがわかります。

  • トリファラ:目的は排出。飲み会やアルコール翌日、胃腸が重いときに。体感は「スッキリ」
  • アシュワガンダ:目的は鎮静・滋養。消耗しきった夜、神経が高ぶっているときに。体感は「ゆるむ」
  • シャタバリ:目的はホルモンバランス。生理周期やゆらぎが気になるときに。体感は「整う」(継続して様子を見る段階)

同じ「疲れ」でも、原因によって選ぶべきハーブが違う。これが、最初に感じていた「結局どれを飲めばいいの?」という混乱の正体だったのだと思います。

もう少し噛み砕くと、「体に溜まったものを軽くしたいのか」「空になったエネルギーを満たしたいのか」「揺れ動くホルモンのリズムを整えたいのか」——この3つの問いのどれに当てはまるかで、選ぶべきハーブは自然と決まってくる気がしています。

実際どう使い分けているか(私の場合)

毎日3つ全部を飲んでいるわけではありません。

普段は何も飲まない日の方が多く、体の状態に合わせて選んでいます。飲み会が続いた週はトリファラ、仕事で消耗しきった夜はアシュワガンダ、生理前でゆらぎを感じる時期はシャタバリ、という具合です。

「毎日欠かさず飲まなければ」と思うと、それ自体がプレッシャーになってしまう気がしています。サプリメントに頼りきるのではなく、あくまで白湯やオイルマッサージといった日々のケアの延長として、必要な時に手を伸ばすもの、という感覚で付き合っています。

併用するときに気をつけていること

複数のハーブを試したくなる気持ちはよくわかりますが、いくつか気をつけていることがあります。

  • 3つを同時に、しかも初めての日にまとめて試さない(体調の変化がどれによるものか分からなくなるため)
  • 新しく取り入れるときは、まず1種類から少量で様子を見る
  • ホルモンに作用する成分(特にシャタバリ)は、他の薬やサプリとの飲み合わせが気になる場合、医師や薬剤師に確認する
  • 「効かない」とすぐに判断せず、最低でも数週間は続けて様子を見る
  • 飲むタイミングも分散させる。トリファラは朝の白湯と一緒に、アシュワガンダは寝る前、シャタバリは日中の食後というように、生活リズムの中に無理なく組み込む

タイミングを分散させるようになってから、「今日はどれを飲んだか分からなくなる」ということもなくなり、それぞれの体感の違いにも気づきやすくなりました。

よくある質問

Q. トリファラ・アシュワガンダ・シャタバリを同時に飲んでも大丈夫ですか?

明確な禁忌があるわけではありませんが、私は同時に始めることはおすすめしません。目的も体感もそれぞれ違うので、まず1種類から試して、自分の体がどう反応するかを確認してから他を追加する方が、効果を実感しやすいと感じています。

Q. どれか一つから始めるなら、どれがおすすめですか?

今感じている不調によって変わると思います。胃腸の重さやアルコール翌日の不調が気になるならトリファラ、疲れが抜けず神経が高ぶっているならアシュワガンダ、生理周期やホルモンのゆらぎが気になるならシャタバリ、という選び方をおすすめします。

Q. 効果はどのくらいで感じられますか?

トリファラは翌朝には体感があることが多いです。アシュワガンダも、寝る前に飲んだその晩から「ゆるむ」感覚を得やすいと感じています。一方シャタバリのようなホルモン系のハーブは、周期に関わるものなので、数週間から数ヶ月単位で様子を見る必要があると感じています。

Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?

私からは判断できません。特にシャタバリのようにホルモンに作用するとされるハーブは、必ず使用前に医師にご相談ください。トリファラ・アシュワガンダについても、持病がある方や服薬中の方は同様に医師への相談をおすすめします。

Q. 更年期世代には、どれが向いていますか?

私自身40代に入ってからの実感ですが、ホルモンのゆらぎが気になる年代には、まずシャタバリが選択肢に入ってくると思います。ただ、更年期はホルモンのゆらぎだけでなく、疲労感やイライラも重なりやすい時期なので、アシュワガンダと合わせて、その日の状態で使い分けるのがおすすめです。

Q. 3つとも同じお店で買えますか?

はい、3つともiHerbで購入しています。トリファラとアシュワガンダはNOW Foods、シャタバリはヒマラヤ(Himalaya)とブランドは分かれますが、いずれもAmazonや楽天には取り扱いがなく、日本語表示に対応したiHerbという海外サプリの通販サイトで注文しています。

まとめ

  • トリファラは「出す」ハーブ。消化を助け、アーマ(未消化物)を排出する
  • アシュワガンダは「補う」ハーブ。消耗した神経や体を鎮静し、滋養する
  • シャタバリは「整える」ハーブ。女性ホルモンのゆらぎに寄り添う
  • 3つを同時に始めず、まず自分の不調に合った1種類から試す
  • 毎日飲むものと決めつけず、体調に合わせて必要な時に選ぶ
  • ホルモンに作用する成分は特に、持病・服薬中・妊娠授乳中の方は医師に相談を

私が実際に使っているアイテムは、こちらにもまとめています。

【保存版】私が愛用しているアーユルヴェーダ生活アイテムまとめ|白湯ボトルからオイル・虫よけまで

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